幸村紀吉の為せば成る

幸村敬之の雑記です。為せば成るを座右の銘としています。何事もその気になってやればなんとかなるものです。

幸村紀吉と人種差別

こんにちは、幸村紀吉です。
毎年NHKで放映されるニューイヤーコンサートウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるもので名前くらいは聞いた事がある人は多いのではないでしょうか?

この楽団はオーストリア・ウィーンのウィーン楽友協会大ホール(ムジークフェラインザール)に本拠を置く管弦楽団です。1933年以来常任指揮者を置いておらず、定期演奏会のプログラムは楽団にて自主決定され、指揮者も独奏者も歌手も楽団が招聘しており、楽団長は選挙で選ばれます。実力は世界でもトップクラスの楽団ですが、団員はかつて女人禁制オーストリアかドイツ人に限定されているという閉鎖的な楽団でした。

とはいえ、昨今の女性の社会進出などの影響により女性の楽団員も徐々に増やしているそうです。人種も他のヨーロッパ人に門戸を広げていますが未だ白人だけのようで有色人種はいません

アジア人には優秀な人材も多くいますがなかなか正式なメンバーになることができずにいます。チューバ奏者の日本人が試用期間として在籍したことがありましたが結局解雇されてしまいました。

国によって音楽性が違うから仕方ないとの見方もありますが演奏は申し分ないが顔が日本人で相応しくないという意見もあったそうで、これは差別に他ならないと思いました。音楽ってそういうものなのかな?権威ある場所がそういうことをするとなんだか違和感を感じますよね。凄く残念な気分になってしまいました。