幸村紀吉の為せば成る

幸村敬之の雑記です。為せば成るを座右の銘としています。何事もその気になってやればなんとかなるものです。

北九州市で発見のクジラ 沖に戻る途中で…

北九州市小倉北区の市街地に近い港でクジラが確認されました。


15日に市の職員らによって捕獲、救助され、市や福岡市の水族館『マリンワールド海の中道』の関係者が対応を検討した結果、クジラは弱っておりすぐに沖合に連れ戻した方が良いと判断されましたが沖へ向かう途中に死んでしまったそうです。
このクジラは「コビレゴンドウ」というクジラだそうです。


コビレゴンドウはクジラ目ハクジラ亜目マイルカ科の小型のクジラで、全海洋の温帯ならびに熱帯海域の深海外洋域に広く分布しており、毎年3月~11月に500頭以上のコビレゴンドウがゴメラ島とテネリフェ島の間の海域に頻繁に表れるそうです。


コビレゴンドウの特徴は体色は黒、または黒っぽい茶色がかった灰色、頭部は丸みを帯び、口唇線は極度に上を向き、クチバシは極端に短いか、クチバシがありません。頭部は年齢や性別によって形が異なり、成体の雄はより球状になっていきます。


社会性が強く、群れで行動しており、単独でいることは滅多にないのでやはり今回北九州で発見された個体は運悪く群れからはぐれてしまったのでしょう。このように浅瀬に表れてしまうことは様々な外的要因があり、餌を追っているうちにや、外敵などから逃げるためだったり地震の振動や台風などによる潮流の変化などのほかに、船舶や潜水艦など人の起こす人工的な音や振動による場合もあります。


国内ではマリンワールド海の中道でコビレゴンドウに会うことができるそうです。興味がある方はぜひ会いに行ってみてはいかがでしょうか?