幸村紀吉の為せば成る

幸村敬之の雑記です。為せば成るを座右の銘としています。何事もその気になってやればなんとかなるものです。

幸村紀吉と作曲家

こんにちは、幸村紀吉です。
ベートーヴェンと言えば数々の名曲と言われる曲を作曲し、波乱の人生を歩んだ作曲家で、現代でも世界中から愛されています。

ベートーヴェンといえば難聴を患っていたとい話がとても有名ですよね。現在、難聴の原因は「耳硬化症」であったのではないかと言われているそうです。耳硬化症というのは、鼓膜からの振動を内耳に伝える耳小骨の骨細胞が増殖・硬化することで音が伝わりにくくなる症状。

難聴には伝音性難聴と感音性難聴の二種類があり、耳硬化症が進行すると伝音性難聴から感音性難聴になると言う性質があるのです。

では難聴になった理由は何か?いくつか仮説があり、父親のヨハンから受けたスパルタ教育の中で耳を殴打されたことが原因というものがあります。今だと確実に虐待案件ですね。ただ発症時期を考えると10年以上経って発症したというのは考えにくいので否定的な意見が多いです。

有力な説は2つあり、一つは母子感染する先天梅毒だったのでは?ということ。癇癪持ちだったという根拠もありかなり有望視されています。もう一つは当時のヨーロッパは酢酸鉛(さくさんなまり)を甘味料として食品添加物に使っていたと言われていて、鉛中毒だったのでは?ということ。

鉛中毒も難聴や神経系への影響があるだけでなく、ベートーベンが悩まされていた腹痛や下痢を伴うため有力なのだそうです。音楽家として聴力を失うことで大変苦悩したかもしれませんが希望を捨てずに生き抜いたからこそたくさんの名曲を生んだのだなと思いました。